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ウサギの肥満による問題点は?飼い主が肥満予防にできること

ウサギさんと10年以上暮らしているみみたろです

ウサギさんはおねだりしてる姿も食べている姿も可愛くて、おやつをあげてしまいたくなる気持ちになりますよね

ですがウサギさんは肥満になってしまうと、人間と同じように病気のリスクが高まってしまう可能性があります

今回はウサギさんの適正体重と肥満による問題、ウサギさんを適正体重に戻すために飼い主ができることを解説していきたいと思います

この記事でわかること
  • 肥満によるウサギさんの問題点
  • 品種別のウサギさんの適正体重
  • 肥満予防のために飼い主ができること
もくじ

ウサギさんは肥満になると病気の原因になる

ぽっちゃりしている小動物はとても可愛らしく見えるとはおもいますが、肥満体型のウサギさんは標準体型のウサギさんよりも病気リスクが高まる傾向にあります

なぜ病気のリスクが高まってしまうのかというと、体重増加で関節に負担がかかることが原因で運動能力が低下してしまうことがあげられます

身体能力が低下してしまうということは、肥満傾向に拍車をかけてしまう危険性と隣り合わせですね

また運動不足が原因で、腸の動きが鈍くなってしまい便秘や消化不良を起こしてしまう可能性もあります

肥満ウサギが病気リスクの上がってしまう理由
  • 体重が関節に負担をかける
  • 運動能力が低下する
  • 消化器系に負担がかかる可能性が高まる

体重が関節に負担をかけるから

ウサギさんが肥満になると病気になるリスクが高まる1つ目の理由は、体重が関節に負担をかけてしまうからです

標準体型よりも体重が増加してしまうと、ジャンプをするときに使う関節に必要以上に負担がかかってしまいます

特に後脚の負担が高まりやすいので、注意してみてあげましょうね

運動能力が低下してしまうから

ウサギさんが肥満になると病気になるリスクが高まる2つ目の理由は、運動能力が低下してしまうからです

1つ目の理由で関節を痛めてしまう可能性があることをお話しましたが、あなたも痛いと動きたくなくなりますよね

運動能力が低下してしまうと、後脚の筋肉も衰えてしまいます

筋肉の低下は、関節を痛める原因にも関係してしまいます

消化器系に負担をかけてしまう可能性があるから

ウサギさんが肥満になると病気になるリスクが高まる3つ目の理由は、消化器系の臓器に負担をかけてしまう可能性が高まってしまうからです

ウサギさんは牧草を食べることで腸の動きが活発になりますが、運動をすることでも腸の動きが良くなります

消化器系の臓器の動きが低下してウンチが排泄できなくなってしまうと、ウサギさんは命の危険がありますので気付いた時には早急にかかりつけの動物病院を受診しましょう

肥満ウサギさんが起こしやすい病気

肥満ウサギさんはさまざまな病気のリスクが高まってしまいます

そのなかで特に、ウサギ飼いさんがよく聞くことがある病気も肥満ウサギさんが起こりやすいことに気付いてほしいと思い一部だけですがあげていきたいと思います

肥満ウサギさんが起こしやすくなる病気
  • ソアホック
  • 皮膚炎(盲腸便が食べれない)
  • 胃腸うっ滞

ソアホック(足底皮膚炎)

肥満ウサギがおこしやすい病気の1つ目は、ソアホックです

ソアホックとは足の裏に皮膚の炎症を起こしたり、損傷してしまったりする症状のことです

ソアホックをおこしてしまうと痛みや不快感からさらに足を舐めたり噛んだりしてしまい、感染症のリスクも高まってしまうこともあります

予防のためにも適正体重を維持させてあげたり、ゲージのなかの床材に柔らかいものを敷いてあげることをおすすめします

「ソアホックとは?」近日公開予定

皮膚炎(盲腸便が食べれない)

肥満ウサギがおこしやすい病気の2つ目は、皮膚炎です

ソアホックも皮膚炎の1つなのですが、その他にも盲腸便を食べれないことでお尻周りなどに炎症を起こしてしまうこともあります

また脂肪が邪魔をしてウサギさん自身が毛繕いをできる箇所が少なくなってしまうことや、皮膚のたるみが原因で湿疹や皮膚炎になることもあります

盲腸便が食べれないとどうなるの?

ウサギさんと暮らしていると柔らかいウンチを見たことがあるでしょうか?

標準体型の元気なウサギさんは盲腸便は自分ですべて食べてしまう子も多いので、見たことない飼い主さんも居るかもしれませんね

この盲腸便はウサギさんが自分で食べることで、栄養素を効率的に吸収できるようになります

健康維持のためには盲腸便を食べることは大切なことなので、見かけたら口元に持っていってあげてみてください

食べたいときだけで良いので、食べさせてあげましょう

「ウサギの盲腸便って大切なの?」近日公開予定

胃腸うっ滞

肥満ウサギがおこしやすい病気の3つ目は、胃腸うっ滞です

ウサギさんが肥満になってしまうと腸が運動不良になってしまったり、便秘を起こしてしまう可能性が高まります

結果的に胃腸うっ滞になってしまう原因になりかねません

ウサギさんには適切な食事量(チモシーはいっぱい食べさせよう)と適度な運動は大切です

胃腸うっ滞についてもう少し詳しく知りたい方は下記の記事を確認してみてください

\胃腸うっ滞についての詳細記事/

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ウサギの品種別の適正体重

ウサギさんは大型の品種から小型の品種までさまざまなサイズの子が存在していて、ウサギさんの品種ごとに適正な体重は異なります

今回は人気なウサギさん4種類の適正体重を紹介いたしますので、あなたのウサギさんの品種が居たら体重を計ってみて確認してみましょう

ホーランドロップの適正体重

ウサギの正面

我が家でも一緒に暮らしているホーランドロップの適正体重は、1.8キログラム前後と言われています

一緒に暮らしているおもちというホーランドロップのウサギさんはだいたい適正体重を前後しております

耳タレウサギのなかでホーランドロップは小型の品種なので、他の品種のウサギさんは体重が前後していきますよ

ネザーランドドワーフの適正体重

ネザーランドドワーフ
うさぎとの暮らし大百科より引用

ネザーランドドワーフの適正体重は、900グラムから1.3キログラムと言われています

ネザーランドドワーフは大人になっても小型サイズなままでベビーフェイスなのが特徴です

うちのホーランドロップに比べると、もっと小さいサイズのウサギさんですね

ミニレッキスの適正体重

ミニレッキス
ウサギとの暮らし大百科より引用

ミニレッキスの適正体重は、1.4キログラムから2キログラムと言われています

ミニと書かれているのでスタンダードなレッキスも居るのですが、スタンダードなレッキスは3.4~4.7キログラムとミニレッキスの倍以上の大きさなのがわかります

レッキス系統はとても毛並みが良くて、1度ナデナデすると虜になるような触り心地の良さが魅力ですね

ミニウサギの適正体重

ミニウサギ
うさぎとの暮らし大百科より引用

ミニウサギの適正体重は、1.5キログラムから3キログラムと言われています

ミニウサギというのは品種ではなく、ミックスした品種のウサギさんの中から小柄なウサギさんを選んだ相称と言われています

そのため適正体重にも開きがあり、子ウサギでお迎えしたあとに成長したらどのくらいのサイズでどんな性格になるのか想像もできないというところも特徴です

ほかのウサギさんに比べると安価に購入できるところはポイントですが、大きくなるまで想像がつかないところは難点かもしれないですね

ウサギの肥満予防のために飼い主ができること

それではウサギさんの品種ごとに適正体重を把握したところで、飼い主側がウサギさんの肥満予防のためにできることを解説していきたいと思います

肥満予防をすることで、ウサギさんの健康を守ることができますよ

肥満予防のためにあなたができること
  • 適切な食事管理をしてあげよう
  • 定期的にケージの外で運動をさせてあげる
  • ウサギさんのおやつは控えめにしておこう

適切な食事管理をしよう

ウサギさんの肥満予防のために飼い主ができることの1つ目は、適切な食事管理をしてあげることです

ウサギさんに与える食事は基本的にペレットと牧草だと思いますが、主食は牧草だということはしっかりと覚えておきましょう

獣医師さんが運営しているうさぎちゃんねるさんでは、ウサギさんの体重1キログラムあたり1日15グラムのペレットを与えることを推奨しています

牧草は大人のウサギさんならチモシーの1番刈りを好きなだけ与えてあげて、生後5か月未満ならアルファルファをメインに与えましょう

ペレットや牧草について詳細を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください

\ おすすめのペレット・牧草の選び方 /

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定期的にサークル内などで運動をさせよう

ウサギさんの肥満予防のために飼い主ができることの2つ目は、定期的にサークル内などで遊ばせてあげることです

ケージの中だけで生活していると、ウサギさんも運動不足になってしまいます

そのためケージの外でジャンプしたり、走らせたりしてあげることで運動不足解消やストレス解消につながります

ケージの外に出すときにはサークルを活用するのがもっともポピュラーですが、室内をウサギさんが齧っていたずらできないように対策してあげることも有効です

部屋んぽをさせるときにどんな対策をするのが良いのか詳細を知りたい方は下記の記事を参考にしてください

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ウサギさんのおやつは控えめにしよう

ウサギさんの肥満予防のために飼い主ができることの3つ目は、おやつは控えめにしてあげることです

ウサギさんのブラッシングや爪切りなど、頑張ったときにはご褒美をあげたいという飼い主さんがほとんどだと思います

わたしもこれは肯定派で、ブラッシングや爪切りはイヤかもしれないけど良いことがあるという認識で居てくれた方がお互いに楽だからです

しかしご褒美に与えるのはペレットでも問題ないので、朝と夕のペレットを少し減らしてご褒美用にとっておくことも考えましょう

また甘いおやつではなく、牧草メインのおやつでおすすめなものを1つ紹介しておきますね

ウサギさんの肥満についてまとめ

今回はウサギさんが肥満になってしまうとどのようなリスクがあるのか、またどんな予防策があるのかをまとめてみました

あなたのウサギさんの健康を維持するためには、適正体重を維持してあげて長くあなたと一緒に暮らしていくことがお互いに幸せになれることだと思います

また健康維持をするためには、動物病院で定期的に健康診断を受けることも大切ですよ

そしてケージの中に適正体重を維持していたとしても、ソアホックの危険性はあるので柔らかい床材を敷いてあげることも大切です

長生きできるような健康な生活を心がけよう

ウサギさんに長生きしてもらうためには、健康な生活を心がけることが大切です

特に食事や運動は重要で、適正体重を維持するように食事管理をしてあげましょう

たしかに小動物がふっくらしてるのはとても愛らしいのですが、健康的ではありません

ペレットはウサギさん1キログラムに対して15グラムを目安に与え、牧草は好きな量を食べられるように清潔なチモシーをこまめに与えましょう

もちろん高カロリーなおやつは控えめにしてあげましょうね

健康維持のために動物病院で定期的に確認しよう

ウサギさんの健康維持をするには、プロである獣医師さんに健康診断を定期的にしてもらいましょう

体重を計るのも難しいですし、爪切りや相談事があるときにはプロに相談できる環境を整えておくと安心できます

あなたが住んでいる場所の近くにウサギさんを観ることができる動物病院があるのか、いま一度確認しておきましょう

ケージに柔らかい床材を日頃から設置しよう

販売されているケージの中は基本的に網状になっている床が使用されています

そのため、足元はウサギさんにとって負担がかかるような場所に長時間入れられている感じですよね

例えるなら、健康サンダルの上にずっと居るような気分だと私は思います

そのためケージの床にはなにか柔らかい床材を敷いてあげましょう

小動物専用のポヤポヤしているものもありますが、わたしは布製のバスマットを活用しています

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