ウサギさんと10年以上暮らしているみみたろです
我が家のウサギさんは現在1歳なのでチモシーを毎日モリモリと食べていますが、ベビ期のときにはアルファルファメインのペレットなどを食べていました
成長期のウサギさんにとって栄養価の高いアルファルファは重要ですが、身体ができあがっている体型維持の時期には少し高カロリー過ぎます
この記事をみて、もし子ウサギのときに食べていたアルファルファの牧草とペレットを食べているとどうなるのかを一緒に確認していきましょう
- アルファルファが必要な時期のウサギ
- 生後5か月以降アルファルファを食べるとどうなるのか
- 生後5か月以降のウサギが食べる牧草
アルファルファは生後5か月まで与えましょう
ウサギさんに与える牧草のなかで、チモシーと同じくらい有名なのがマメ科のアルファルファという牧草です
アルファルファは粗繊維がチモシーに比べると低いですが、栄養価が高いことが特徴です
そのため、成長期である生後5か月までの子ウサギや妊娠中のウサギには、チモシーではなくアルファルファをメインに与えることが推奨されています
また成長期用のウサギ用ペレットは、アルファルファをメインのものを選びましょう
牧草のアルファルファの特徴
アルファルファという牧草はマメ科の牧草で、栄養価が高くて粗繊維が低めという特徴があります
アルファルファの特徴はチモシーの特徴と正反対ってイメージを持っていただけると良いですね
栄養価が高いけど粗繊維が低めなので、胃腸の動きが活発になりにくく食べすぎると肥満の原因になってしまいます
また嗜好性が高いので、チモシーは食べないけどアルファルファは食べるというウサギさんも居たりします
- 高カロリー
- 高タンパク質
- 高カルシウム
- 嗜好性が高く繊維質が低い
チモシーと比較すると高カロリー
アルファルファの1つ目の特徴は、チモシーと比較して高カロリーということです
成長期である子ウサギのときには、食べたいだけ食べさせて問題ないですが大人になったウサギさんにアルファルファを与えすぎると肥満の原因になります
主食である牧草も生後6ヶ月からはチモシーに切り替えますが、ペレットもチモシーが主原料になっているものを選ぶようにしましょうね
チモシーと比較すると高タンパク質
アルファルファの2つ目の特徴は、チモシーと比較して高タンパク質というところです
たんぱく質は大人になったウサギさんだと、盲腸便から摂取することができる栄養素でアルファルファを与えるほどのタンパク質は必要ありません
チモシーと比較すると高カルシウム
アルファルファの3つ目の特徴は、チモシーと比較して高カルシウムというところです
ウサギさんの尿にはカルシウムが含まれており、水分摂取量がすくなくて高カルシウムの食事をしてしまうと結石症をおこしてしまう可能性があります
アルファルファもカルシウムが多いですが、小松菜やチンゲン菜などもカルシウムが多い野菜なので与えるときには注意をしましょう
嗜好性が高くて繊維質が低い
アルファルファの4つ目の特徴は、嗜好性が高くて繊維質が低いことです
チモシーは嗜好性が低いのに対してアルファルファは嗜好性が高いため、アルファルファからチモシーに牧草を切り替えるときには少しずつ割合を変えましょう
またアルファルファは粗繊維が低いため、チモシーと同量のアルファルファを食べたとしても胃腸の働きが弱くなってしまう可能性があります
生後5ヶ月以降にアルファルファを主食に推奨しない理由
生後5か月以降からは、ウサギさんの主食としてアルファルファを与えることは推奨できません
なぜアルファルファをメインで与えることがおすすめできないのかというと、ウサギさんに牧草をたくさん食べてもらうことに適さないからです
おやつ程度に少し与えるくらいであれば、問題はないということですね
それではなぜ、大人のウサギにアルファルファを主食として与えることが適さないのかを1つずつお話していきましょう
- 高カルシウムで結石症の原因になるから
- 栄養価が高くて肥満の原因になるから
- 粗繊維が少ないので腸内環境が悪くなる
- 牧草が柔らかいので不正咬合になりやすい
高カルシウムが原因で結石症になってしまうから
生後5か月以降からアルファルファを主食に推奨しない1つ目の理由は、高カルシウムが原因で結石症になってしまう可能性があるからです
ウサギさんの尿にはカルシウムが含まれており、カルシウム過多な食事をしていると高カルシウムな尿をしてしまうようになります
また水分不足になってしまうと尿が濃くなり、カルシウムが結晶化してしまい結石症の原因になりかねません
成長期が終了しているウサギさんが必要なカルシウムの量は1日に体重の5%程度なので、あまり与えすぎないように注意しましょう
栄養価が高いので肥満になりやすい
生後5か月以降からアルファルファを主食に推奨しない2つ目の理由は、栄養価が高いので肥満になりやすいからです
チモシーに比べるとアルファルファは高カロリーなので、ウサギさんの自由に食べさせる牧草には向きません
ウサギさんが肥満になってしまうと、さまざまな病気の原因になりかねません
あなたのウサギさんに長生きしてもらいたいのであれば、標準体重になるように食事やおやつを考えてあげましょう
腸内環境が悪くなってしまう可能性がある
生後5か月以降からアルファルファを主食に推奨しない3つ目の理由は、粗繊維が低いため腸内環境が悪くなってしまう可能性があるからです
チモシーと同量のアルファルファを食べたとして、粗繊維はアルファルファのほうが少ないので胃腸の動きがチモシーに比べると活発になりにくいです
また栄養価もアルファルファのほうが高いので、ウサギさんが自由に牧草を食べることができず粗繊維の摂取量が足りなくなってしまいます
粗繊維の摂取量が足りないと胃腸の動きが弱くなり、胃腸うっ滞の原因になる可能性もあります
歯が伸びて不正咬合になる可能性がある
生後5か月以降からアルファルファを主食に推奨しない4つ目の理由は、牧草が柔らかいので不正咬合になる可能性があるからです
チモシーの1番刈りに比べると、アルファルファは柔らかい牧草なので歯を削るには硬さが足りません
不正咬合になってしまうと、食事を嚙みづらくなってしまい食欲が減少してしまいます
食事量が減少してしまうと、胃腸の働きが悪くなって胃腸うっ滞の原因になってしまいますので注意しましょう
生後6ヶ月からは1番刈りチモシーを与えよう
主食の牧草は、生後6ヶ月からチモシーの1番刈りに切り替えていくことが大切です
ウサギさんには、牧草を好きなタイミングで好きな量だけ食べさせることで胃腸の動きを活発にさせてあげることが元気に過ごす秘訣です
好きなだ食べさせることに適している牧草がチモシーの1番刈りであり、低カロリーで低カルシウムなのに粗繊維は高めという特徴があります
たくさんのチモシーをウサギさんに食べてもらいましょう
アルファルファを大人ウサギに与えるとどうなるかまとめ
この記事では、アルファルファを成長期以降にも主食として与えるとどうなってしまうのかをまとめました
アルファルファは高カロリーで嗜好性も高いため、子ウサギさんでもたくさん食べてくれて成長期にはおすすめの牧草です
しかし成長期を終えて大人になったウサギさんには栄養価が高すぎるため、肥満の原因になったり、粗繊維不足で胃腸うっ滞の原因になったりします
生後6ヶ月からは、アルファルファからチモシー1番刈りに牧草を切り替えてあげることが大切です
- アルファルファは生後5か月まででチモシーに切り替える
- アルファルファを主食にすると肥満やうっ滞などの原因になる
- 生後6ヶ月からはチモシーを主食に与えよう
アルファルファは生後5か月まででチモシーに切り替える
生まれてから生後5か月まではウサギさんにとって成長期なので、栄養価の高いマメ科のアルファルファという牧草を主食に与えることは大切です
しかし成長を終えたウサギさんにアルファルファは栄養価が高すぎるため、体型維持のためにはチモシーを主食に与えましょう
アルファルファからチモシーに切り替えるときには急に変更するのではなく、少しずつチモシーの量を増やしていくイメージでおこないましょう
成長期後もアルファルファを主食にすると肥満・うっ滞の原因になる
生後6ヶ月以降もずっとチモシーではなくアルファルファを主食に与えていると、栄養価が高いので肥満の原因になってしまいます
またチモシーと比較すると粗繊維が低いので、胃腸の動きが低下して胃腸うっ滞になる可能性もあります
また高カルシウムなので、尿にカルシウムが含みすぎてしまい結石の原因にもなりかねません
ウサギの体重の5%以上摂取してしまうカルシウム過多にならないように注意も必要です
生後6ヶ月からはチモシーをメインに与えよう
成長期を終えたウサギさんは、体型維持をしてあげることがウサギさんの健康のためになります
ウサギさんの主食は牧草で、24時間自由なときにウサギさんが牧草を食べられる環境を作ってあげることが推奨されています
これはアルファルファだと高カロリーなので肥満の原因になりますが、チモシー1番刈りは低カロリーで高い粗繊維なので体型維持にもってこいです
生後6ヶ月からはチモシーをメインにたくさんの牧草を食べてもらいましょう