ウサギさんと10年以上一緒にくらしているみみたろです
わたしはいままでに2匹のウサギさんと暮らしていますが、特に先代のウサギさんがマーキング意識が強くて初めのころは困っていたのは懐かしい思い出です
そこで今回は昔のわたしは知らなかったけど、これを知っていたらお迎えする前の準備を万全にできていたかもしれないなあって思うマーキングについてお話します
どうしてマーキングをするのかということを知ると、どうすれば対処できるかなってことも何となくわかるかなと思いますので、一緒に確認をしてみましょう
- ウサギがどうしてマーキングをするのか
- ウサギがおこなう3つのマーキング方法
- マーキング行為で困ってるときの対策方法
オス・メス共にマーキング行為をする可能性がある
ウサギと一緒に生活をすると、1番最初に困る問題点はおそらくマーキング行為だと思われます
特にオスのウサギさんは発情期になるとマーキング行為やいつもより攻撃的な性格になることが問題点になるんですね
それではメスのウサギさんはマーキング行為しないのかというとそれも違います
じつは避妊手術をしていない子だと偽妊娠をおこし、巣作りをしたところなど自分の縄張りを主張するためにマーキング行為をすることがあるのです
そのためオスのウサギさんのほうがマーキングをする可能性は高いですが、メスのウサギさんもマーキングをするということは覚えておきましょう
去勢手術・避妊手術でマーキングを軽減することができる
そもそもマーキング行為をする理由は、オスの場合は発情期にオス特有のホルモンの働きによる本能的な行動です
メスの場合はオスより縄張り意識は少ないですが、縄張りを主張するためにマーキングをする子もいます
これはオスの場合は、オスのホルモンによる本能的なものなので絶対ではないですが去勢手術をすることでマーキング行為を減らすことができます
すでにマーキング行為が癖になっている場合は、止めないこともありますので去勢手術をするのであれば早めが良いですね
避妊手術や去勢手術が必要な理由についてもう少し詳しく確認してみたいという方は下の記事を参照してください
マーキング行為とは縄張りに目印をつけること
上記でも少しお話しましたが、マーキングとはオスの発情期による本能的な行動です
これは自分の縄張りを主張するために目印をつけるためにおこなっているものなんですね
このマーキング行為、じつはというとおしっこによるマーキングだけではなくフンを利用したり、アゴをスリスリしたりするマーキングもあるのです
ウサギは普段からニオイで情報収集をしている
ウサギさんは普段からニオイを情報源にして生活しています
ウサギは聴覚と同じくらい嗅覚も発達しているので、野生のウサギさんは仲間同士のコミニケションにニオイを利用しているんですね
現在は人間と暮らしているウサギさんが多いですが、その名残でマーキングをして自分の存在と縄張りをアピールしています
マーキングはおしっこを飛ばすスプレーだけではない
ウサギのマーキングを想像すると、おしっこを飛ばすスプレーをみなさんは想像するのではないのでしょうか?
じつはウサギのマーキングには、おしっこ以外にもマーキングの方法があり合計3つの方法があります
その3つの方法のマーキングについても軽く触れたいと思います
- おしっこによるスプレー行為
- トイレ以外にフンによるマーキング
- アゴを擦りつけるチンニング
おしっこを飛ばすスプレーマーキング
ウサギのマーキング行為の1つ目は、おしっこを飛ばすスプレー行為です。ウサギのマーキングで有名なのはこのスプレー行為だと思います
おしっこでスプレーマーキングをすることでウサギさんが自分のテリトリーを主張をしていたり、ウサギさん同士ではコミニケションにも使われます
トイレ以外にするフンによるマーキング
ウサギのマーキング行為の2つ目は、ウサギさんのウンチをトイレ以外にばらまくことによるマーキングです
じつはおしっこ以外にウンチもマーキングに利用されているんですね
普段ウサギさんから生産されるコロコロうんちも食べるための柔らかいうんちも主食が牧草であるため、ニオイはほとんどしません
しかしマーキングに使用されるウンチには肛門腺から分泌したニオイがついていて、少し黒めの色をしているみらいです
ウサギのウンチについて詳しく写真付きで掲載しているブログ記事をみつけましたので、興味がある人はこちらを参照してみてください
アゴをこすりつけるチンニング
ウサギのマーキング行為の3つ目は、アゴをスリスリと擦りつけるチンニングというマーキング行動です
ウサギのアゴのあたりには下顎腺というものがあり、アゴを擦りつけることで自分の物だという印をつけています
チンニングは自分のエサ皿やおもちゃなどであまり自分のニオイの付いていないものに対しておこなうことが多いですが、野生のウサギはほかのウサギの頭にアゴを擦りつけて自分のほうが優位だとアピールすることもあるようです
飼い主に対してウサギさんがアゴをスリスリする子もいますが、これは愛情表現の1つだと言われています
チンニングをおこなう下顎腺は人間が嗅いでみてもニオイは感じません
誰でもできるマーキング行為の対策方法
ウサギと一緒に暮らしていくなかで、困ってしまう行動のなかの1つにおしっこを使うマーキング行動があると思います
わたしも今までに2匹の去勢手術をしていないウサギさんと暮らしてきましたが、初めて迎え入れたウサギさんは既に1歳の子だったのでマーキング癖がありました
そのときにはまだ実家で暮らしていて私の部屋だった壁は未だにマーキングの跡が残っていて少し申し訳ない気持ちもあります
その失敗から賃貸や現在住んでいる家でおこなっているマーキング対策について紹介します
- トイレ以外の場所のおしっこは早めに片付ける
- プラダンや洗えるラグなどで掃除しやすい環境にする
- 部屋んぽスペースはあまり広げない
トイレ以外の場所には臭いを残さない
今すぐできるおしっこによるマーキング対策方法の1つ目は、トイレ以外の場所のおしっこは早めに片付けることです
ウサギのおしっこはアンモニア臭がするので、染み付いてしまうと色が残るだけではなく悪臭の原因になってしまう可能性があります
またおしっこのニオイが完全に残っていると、ウサギさんがおしっこをして良い場所だと認識して排出してしまうようになってしまいます
トイレ以外でおしっこをしたときには、しっかりとふき取っておきましょう
しかしウサギさんは縄張りを主張してマーキングをしているので完全に消臭してしまうとスプレー行動が激しくなる可能性もあるので、あなたが許容できる範囲内の掃除で良いと思います
ウサギの行動範囲は掃除しやすい環境を作る
今すぐできるおしっこによるマーキング対策方法の2つ目は、ウサギさんが行動する場所は掃除しやすい環境にしておくことです
ウサギさんがマーキングとしておしっこをするときには、くるっと回りながら壁や床に向かっておしっこを飛ばします
おそらく想像しているよりも広範囲におしっこの汚れが付着してしまうので、壁や床はできる限り掃除のしやすい環境にしておくと掃除することがラクになります
例えば壁にはプラダンを設置したり、床には洗えて乾かしやすいラグなどを敷いたりするのが良いですね
畳の部屋でウサギを飼育してしまうと掃除が本当に大変になってしまうので、できればフローリングのようなおしっこが染みないような部屋が理想的ですね
マーキング対策にどのようなものを使えばいいのか気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください
部屋んぽのスペースを広げすぎないようにする
今すぐできるおしっこによるマーキング対策方法の3つ目は、部屋んぽをするスペースを広げすぎないようにすることです
ウサギさんが自由にできる環境は広いほうが良いと感じる飼い主さんも多いとは思いますが、部屋んぽの範囲を広げるということはテリトリーを広げるということになります
まだ自分のニオイのついていない場所に来てしまうと、そこを自分のテリトリーだと主張するためにマーキングしたくなってしまうのでマーキングが悪化する可能性があります
マーキングで困っている場合には、サークルなどを活用して部屋の1部分だけを遊ばせる環境にしてあげましょう
部屋んぽのスペースの作り方について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください
ウサギのマーキング行為の対策方法まとめ
この記事ではウサギさんの困った行動の1つであるマーキングについてまとめました
マーキングを絶対に解消する方法はありませんが避妊・去勢手術をしたり、マーキングを飼い主さんが片付けやすい環境を整えたりするなど方法はあります
特にマーキングをされても掃除しやすい環境を作ることは大切だと思うので、ウサギさんと一緒に暮らしやすい環境を一緒に作っていきましょう
- ウサギは縄張りに目印をつけるためにマーキングをする
- ウサギのマーキング方法にはいろいろな種類がある
- マーキング行為の対策には掃除しやすい環境作りが大切
ウサギのマーキングは縄張りに目印をつけるためにおこなう
ウサギさんはおしっこなどでマーキングをすることで、自分の縄張りに目印をつけています
特にオスのウサギさんは縄張り意識が強く、本能的な行動でウサギさん本人は悪いことをしているつもりもないことが現実です
もしもマーキングされるのは困るという飼い主さんの場合は、避妊手術や去勢手術を検討してみることをおすすめします
ウサギのマーキング方法はおしっこだけではない
ウサギのマーキングといえばおしっこでスプレーをすることが有名だと思いますが、じつはスプレーマーキング以外にもマーキングする方法があります
ウサギのマーキング方法は3つあり、スプレーマーキング、フンによるマーキング、アゴを擦りつけるチンニングがあります
特にアゴを擦りつけるチンニングはスプレーマーキングと同じくらいやっている子が多いのではないのかなと思います
マーキング対策で1番大切なのは掃除しやすい環境作り
マーキングはウサギにとって本能的な行動なので、避妊・去勢手術をしない場合には飼い主さんが掃除をしやすい環境作りをすることが1番のマーキング対策方法です
おしっこでマーキングされたとしても掃除しやすい環境にするためには、壁にプラダンなどを設置したり床に洗えて乾きやすいようなラグを設置するなどがおすすめです
またマーキングされる範囲を減らすために、部屋んぽスペースをあまり広げないようにするのも有効です
サークルなどでうさんぽスペースを確保して、掃除しやすいものでウサギさんも飼い主さんも安心して生活できる環境を作りましょう